GEEKOM、第12世代Core i9を搭載したミニPC「GEEKOM XT12 Pro」を販売開始
ミニPC業界のパイオニアで昨年には創立20周年を迎えた台湾のGEEKOMが、新型ミニPC「GEEKOM XT12 Pro」の販売を開始しました。
「GEEKOM XT12 Pro」は117 x 111 x 38.5㎜という平置きした12cmのCDケースよりも小さいフットプリントにモバイル用の「Intel Core i9-12900H」を搭載したミニPCとなっています。
「Intel Core i9-12900H」は2022年1月に発表された2世代前のプロセッサとなっていますが、14コア(高性能コア6基+高効率コア8基)で20スレッド、動作周波数は2.5GHzから最大5.0GHz。キャッシュは24MB、TDPは45Wとなっており、同世代のモバイル向けCPUとしては「i9-12950HX」と「i9-12900HX」に次ぐモデルとなっています。
メモリは32GB/DDR4-3200 SO-DIMMで最大64GBまで対応し、ストレージはM.2 2280 1TB PCIe SSDで、M.2 2242 SATA SSDスロットが用意されているので増設も可能です。
グラフィックスはプロセッサ内蔵Intel Iris Xe Graphicsで、ディスプレイへの出力はHDMIポートとUSB4ポートを全て使用することで4台の4Kディスプレイへの出力が可能。また、1台であれば8Kディスプレイへの出力も可能となっています。
ネットワークは、2.5GbE、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2に対応し、インターフェイスは、前面にUSB-A(USB 3.2 Gen 2)が2つ、3.5㎜ヘッドフォンジャック、電源ボタンとなっており、背面にはUSB-C(USB4)ポートが2つ、USB-A(USB 3.2 Gen 2)が2つ、USB-A(USB-2.0)が1つ、HDMIポートが2つ、2.5GbE LANポートとなります。
USB4ポートを搭載しているので、最大40Gb/sのデータ転送速度にも対応しており、USB4ポートの一つを使用して外部GPUに接続することで、ゲームや生産性を向上させるオプションも用意されています。
OSにはOEMバージョンの「Windows 11 Pro」が事前にインストール済み。
主な仕様
本体サイズ | 117㎜ x 111㎜ x 38.5㎜ |
重さ | 550g |
CPU | Intel Core 12th Gen Alder Lake 19-12900H (14コア/20スレッド/24MBキャッシュ/最大5.00GHz) TDP:35W |
GPU | Intel Iris Xe Graphics eligible |
RAM | デュアルチャネル DDR4-3200 SODIMM (最大64GB) |
ストレージ | 1 x M.2 2280 PCle Gen 4 x4 SSD (最大2TB) 1 x M.2 2242 SATA SSD slot (最大1TB) |
ポート | 3 x USB 3.2 Gen 2 1 x USB 2.0 2 x USB4 1 x SDカードリーダー 1 x 3.5㎜ ヘッドホンジャック 1 x 2.5GbE LANポート 2 x HDMI 2.0 |
OS | Windows 11 Pro |
Bluetooth | Bluetooth v5.2 |
イーサネット | Intel 10/100/1000/2500 Mbps RJ45 |
Wi-Fi | Intel Wi-Fi 6E AX211 |
ケンジントンロック | ○ |
ボディはユニボディアルミニウムシャーシを採用し、容量はわずか500mlしかないものの、傷や指紋に対する耐性も非常に高く、付属のVESAマウントを使用してモニターの後ろに隠すように搭載することも可能。
本体の内部には銅製のパイプと大型の静音ファンを搭載し、最新版のIceBlast1.0冷却システムを備えており、これにより迅速に熱を放散でき、「GEEKOM XT12 Pro」を冷やしながら安定させ、騒音をあまり発生させずに保つことが出来る設計となっています。
価格は125,000円(税込)となっていますが、22,000円オフの103,000円(税込)となっている他、クーポンコード「TAISY0 GEEKOM」を入力することで更に5,000円オフの98,000円で購入可能です。
同社ではもう1世代新しい「Core i9-13900H」を搭載可能な「GEEKOM NUC MINI IT13」も販売していますが、価格が145,000円(税込)と少し高めになる為、もう少し価格を抑えたモデルが良いという方にオススメです。
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