「Google Pixel 8a」の一部スペックが明らかに ー Tensor G3チップや120Hzディスプレイを搭載
Googleは5月14日から開催される開発者向けイベント「Google I/O 2024」で新型スマホ「Pixel 8a」を発表するとみられていますが、Android Authorityが、Google内部の情報筋から得たという「Pixel 8a」の一部スペックに関する情報を報告しています。
詳細は以下の通り。
ディスプレイ
現行の「Pixel 7a」ではディスプレイのリフレッシュレートが最大90Hzにアップグレードされましたが、「Pixel 8a」ではさらにアップグレードされ、最大120Hzに対応し、HDRの最大輝度は1400ニトになるとのこと。「Pixel 8a」のディスプレイパネルは「Pixel 8」のパネルと同じくBOEとSamsungが供給される見込みで、「Pixel 8a」のディスプレイは「Pixel 8」と同様の性能になるとみられています。
また、ディスプレイの角部分のカーブ半径も変更され、より「Pixel 8」のデザインに近い形状になります。各モデルのディスプレイ仕様の比較が下記の通り。
Pixel 7a | Pixel 8a | Pixel 8 | |
---|---|---|---|
サイズ | 6.1インチ | 6.1インチ | 6.2インチ |
コーナー半径 (ネイティブ解像度) | 47px | 128px | 102px |
解像度 | 2400 x 1080 | 2400 x 1080 | 2400 x 1080 |
リフレッシュレート | 90Hz | 120Hz | 120Hz |
最大輝度 (HDR) | 1,000ニト | 1,400ニト | 1,400ニト |
他にも、Android 14のベータ版で確認されているDisplayPort出力がサポートされる見込み。
カメラはアップレード無し
カメラについてはアップグレードはない見込みで、メインカメラは6,400万画素のソニー製イメージセンサー「IMX787」を、超広角カメラとフロントカメラには1,300万画素のソニー製イメージセンサー「IMX712」を引き続き搭載する模様。
ハードウェア的には変更はないものの、搭載される「Tensor G3」チップのおかげで処理の改善や画質の向上などがある可能性があります。
Pixel 7a | Pixel 8a | Pixel 8 | |
---|---|---|---|
メイン | Sony IMX787 6,400万画素 1/1.73インチ | Sony IMX787 6,400万画素 1/1.73インチ | Samsung GNV (未確認) 5,000万画素 1/1.31インチ |
超広角 | Sony IMX712 1,300万画素 1/3インチ(?) | Sony IMX712 1,300万画素 1/3インチ(?) | Sony IMX386 1,200万画素 1/2.9インチ |
フロント | Sony IMX712 1,300万画素 1/3インチ(?) | Sony IMX712 1,300万画素 1/3インチ(?) | Samsung 3J1 1,100万画素 1/3インチ |
「Tensor G3」チップ搭載も…
チップについては前述した通り、「Tensor G3」チップが搭載されるものの、「Pixel 8a」の「Tensor G3」チップは「Pixel 8/8 Pro」のものとは少し異なるバージョンが搭載される見込みで、チップ内部のシリコンダイは同じであるものの、プラスチックパッケージがFOPLP(Fan-Out Panel Level Packaging)からIPoP(Integrated Package on Package)に変更されるようです。
IPoPはFOPLPよりも厚く高温になるものの、価格は安く抑えられる模様。発熱が懸念されますが、実際には両パッケージの差はそこまで大きくないとみられています。
販売国の拡大
「Pixel 7a」は21カ国でしか販売されていませんが、「Pixel 8a」には以下の国の電子保証ラベルが含まれていることから、これらの国でも販売される可能性があります。
- チェコ共和国
- エストニア
- フィンランド
- ハンガリー
- リトアニア
- ラトビア
- ポーランド
- ルーマニア
- スロバキア
- スロベニア
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