「Apple Vision Pro」の耐久性テスト映像公開 ー カバーガラスは予想以上に頑丈だが、ヘッドバンドの耐久性に不安が残る結果に
Appleが米国で「Vision Pro」を発売しましたが、その「Vision Pro」の耐久性をテストした映像が公開されました。
公開したのはAppleTrackのSam Kohl氏で、その映像が下記動画ですが、「Vision Pro」のガラスは当初懸念されていたよりも耐久性があることが分かりました。
「Vision Pro」を装着したまま家の中を歩き回り、壁や棚にぶつかるなど、通常の使用で想定される衝撃に対し、「Vision Pro」のフロントガラスには擦り傷がつくものの、深刻なダメージを受ける訳ではないことが分かります。
また、パススルーモードでは外部が見える為か何かに近づいた場合でも警告は表示されないのですが、イマーシブモードでは障害物に近づくと「後退」を促す通知が画面に表示されるようになっています。ただ、この通知はかなり遅れて発生する場合があるとのこと。
何回か頭ほどの高さ前後から落下させると、ガラスは割れないものの、ヘッドバンド(オーディオストラップ)のスピーカー周りに亀裂が入り易いことが分かり、ディスプレイ面よりもスピーカー周りのバンド部分の方が負荷に弱そうな印象。また、これによりスピーカー自体も先に壊れてしまっており、使用する際や収納時などはこのスピーカー部分に負荷が掛からないよう注意した方が良いのかもしれません。
なお、最終的に8回目の落下テストで「Vision Pro」のガラスにヒビが入り、粉々になってしまいましたが、割れたのは表面のカバーガラスのみで、この場合はカバーガラスを交換するだけで修理可能ですが、カバーガラスの修理代は「AppleCare+」を利用した場合は299ドル(約44,000円)で、利用しない場合は799ドル(約12万円)となっています。また、カバーガラスが割れた状態でも動作面に特に問題はなく、若干暗く見えるものの、通常通り動作する模様。
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