2023年下半期の日本のモバイルゲーム市場 ー 収益トップは『モンスト』、『スイカゲーム』の偽アプリもランクイン
アプリ市場の市場調査会社であるSensor Towerが、2023年下半期の日本のモバイルゲーム市場のランキングなどを公開しました。
同社のデータによると、2023年上半期の日本のモバイルゲームの収益では『モンスターストライク』が1位だったが、2023年下半期も同様に『モンスターストライク』が1位となり、収益は2.8億ドル以上(約400億円以上)を記録しました。
また、『Fate/Grand Order』『プロ野球スピリッツA』『ウマ娘 プリティーダービー』といった2位〜4位の顔ぶれも上半期から変わらないものの、『プロ野球スピリッツA』と『ウマ娘 プリティーダービー』の順位が入れ替わり、2023年下半期の日本のモバイルゲーム収益上位6タイトルが日本のパブリッシャーによるモバイルゲームとなっています。新規タイトルとしては『崩壊:スターレイル』が唯一8位にランクインしています。
2023年下半期の日本のモバイルゲームダウンロード数では、『ロイヤルマッチ』が1位、『Pokémon Sleep』が2位となり、3位には『スイカゲーム』のコピー版である『スイカゲーム・マッチングチャレンジ』がランクインするといった皮肉な結果に。『スイカゲーム』は先日にようやく公式版がiOS向けにリリースされ、240円の有料となっているのですが、どこまで挽回出来るか気になるところです。
ダウンロードランキングで4位にランクインした『呪術廻戦 ファントムパレード』は2023年11月にリリースされたタイトルの為、リリースから約1ヶ月ちょっとでランクインしたことを考えると、かなりの勢いであることが分かります。
次に、2023年下半期の日本のモバイルゲームの収益成長量のランキングでは、Nianticの『Monster Hunter Now』が1位となり、同作は2023年9月にリリースされ、2023年下半期における収益成長量は6,700万ドル(約100億ドル)を超えています。2位にランクインした『ドット勇者 三時のおやつと昼寝付きの冒険』は、2023年9月にリリースされたタイトルで、6,500万ドル以上の収益成長を記録しており、『Monster Hunter Now』との差は僅差となっています。
また、ダウンロード成長数のランキングでも『スイカゲーム』のコピー版が2本もランクインするといった結果となっています。
最後に、2023年下半期の日本のモバイルゲームパブリッシャー別のランキングでは、KONAMIが1位となり、既存タイトルの『プロ野球スピリッツA』や『eFootball 2024』が好調だったことに加え、2023年9月リリースの『パワフルプロ野球 栄冠ナイン クロスロード』が貢献した結果です。
・2023年下半期日本のモバイルゲーム収益トップ3はモンスト、FGO、プロスピA、成長量ではモンハンNow、ドット勇者、ファンパレなど新作が上位に – Sensor Tower
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