Apple、米国では「Apple Watch Series 9」と「Apple Watch Ultra 2」の血中酸素濃度センサーを無効化して販売継続か ー Masimoとの特許紛争回避の為

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Apple、米国では「Apple Watch Series 9」と「Apple Watch Ultra 2」の血中酸素濃度センサーを無効化して販売継続か ー Masimoとの特許紛争回避の為

Appleは米国で「Apple Watch Series 9」と「Apple Watch Ultra 2」の販売を巡ってMasimoと特許訴訟で争っていますが、9To5Macなどによると、今後、米国で販売される両モデルは血中酸素濃度センサーが無効化されて販売されるかもしれないことが分かりました。

今回の特許紛争は、ITC(米国国際貿易委員会)が今年10月にAppleがパルスオキシメトリーとしても知られる非侵襲的血中酸素濃度測定に関するMasimoの2つの特許を侵害していると認めたことから始まっており、問題の特許は、血液中の酸素量を測定するために皮膚に光を照射する方法など、ほとんどがハードウェアに関するものであり、「Apple Watch」のハードウェアを変更する必要があると言われています。

現地時間の12月22日に一度は両モデルの販売が停止されましたが、その後、12月28日に一時的に輸入および販売禁止措置が停止され、販売が再開されていました。

今回明らかになった情報によると、現地時間1月12日に米連邦巡回控訴裁判所に提出された資料の中で、Masimoの弁護士は「米国税関・国境警備局は、Appleの再設計はITC判決の範囲外であると判断した」と述べており、その再設計とは「Apple Watch Series 9」と「Apple Watch Ultra 2」の血中酸素濃度センサーを無効化することだそうです。

簡単に言うと、米国の税関が両モデルが血中酸素濃度センサーを含まない限り、Masimoの特許を侵害していないと判断したことを意味しており、既に購入済みで使用中のユーザーには影響がない他、血中酸素濃度センサーの無効化はあくまで米国内のみの問題となります。

なお、ITCの上訴期間中に連邦巡回控訴裁判所が販売禁止措置の停止を検討している間は両モデルに血中酸素濃度センサーを搭載して販売が継続されるようです。

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