米Microsoft、AI開発に用いる独自チップを来月に発表へ
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MSPUによると、米Microsoftが、コードネーム「Athena」と呼ばれる独自のAIチップを開発中であることが分かりました。
これはThe Informationが以前から報じているもので、「Athena」は2019年から秘密裏に開発が進められてきました。生成AIの2つの重要なタスクである大規模言語モデルのトレーニングと推論のサポートを目的として特別に設計されており、現在、MicrosoftとOpenAIの従業員によって内部テストが行われているとのこと。
同チップの正式発表は、現地時間11月14日から米シアトルで開催される開発者およびITプロフェッショナル向けの年次会議「Microsoft Ignite」で行われる予定で、既存のAIチップよりも優れたパフォーマンスを発揮し、同社のAIへの取り組みにかかる時間とコストが削減できるものと期待されています。
現在、生成AIの開発・運営ではNVIDIAのGPUに依存する状況となっており、Microsoftがこの市場に参入することで状況が大きく変わる可能性があるとみられています。