ソニーの新型ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM5」、チップやバッテリーに関する新たな情報
存在が明らかになっているものの、なかなか発表されないソニーの新型ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM5」ですが、The Walkman Blogが、その「WF-1000XM5」のSoC(システム・オン・チップ)やバッテリーに関する最新情報を報告しています。
まず、当初の情報では、「WF-1000XM5」のSoCは「WF-1000XM4」と同じMediaTekの「MT2822」ベースで、それを改良したものが搭載されるとみられていましたが、Bluetoothの認証機関であるBluetooth SIGへの登録情報が更新され、新たに「MT2833」が搭載される可能性が浮上したとのこと。
次に、ごく一部ではあるものの、バッテリーの急激な劣化や破裂などが報告されている「WF-1000XM4」ですが、「WF-1000XM5」ではバッテリーのメーカーが変更されているかもしれないことが分かりました。
問題が報告されている「WF-1000XM4」ではZenipower製のコイン型リチウムイオン電池「Z55H」が搭載されていますが、今年3月にFCCが公開した「WF-1000XM5」の資料にはバッテリーも少し写っており、そのバッテリーのケースデザインがZenipowerの「Z55H」とは異なっているといったことから今回の推測に至った模様。
あくまでZenipowerがコイン型リチウムイオン電池のケースデザインを変えていなければといった条件付きの予測で、FCCが公開した画像に似ているコイン型リチウムイオン電池を製造しているのはShenzhen Grepow Batteryになるとのこと。
「WF-1000XM4」ではバッテリーのクレームが多いことはソニーも認識していると思うので、バッテリーメーカーを変えてくる可能性は高そうですが、本当に変えたかどうかは発売後の分解レポートを待つしかなさそうです。
なお、「WF-1000XM5」については、生産の問題で発表・発売が遅れていると言われており、FCCの資料の機密保持期間は2022年8月8日までとなっているので、8月初旬までに発表される可能性が高いとみられていますが、FCCの機密保持期間を延長する可能性もあります。