MetaのTwitter対抗サービス「Threads」、EUでは当面は提供されない見通し

この記事にはアフィリエイト広告および広告が含まれています。
MetaのTwitter対抗サービス「Threads」、EUでは当面は提供されない見通し

予定通りであれば明日7月6日23時にMetaのTwitter対抗サービス「Threads」のサービスが開始されますが、開始当初はEU各国ではサービスが提供されないことが分かりました。

Independent.ieが伝えたところによると、Metaの広報担当者は、アイルランドのデータ保護委員会(Irish Data Protection Commission/DPC)に対し、現時点では「Threads」はEUでは展開しないと述べたそうです。

その理由としては、「Threads」は行動情報や広告情報を含むデータをInstagramからインポートするように設計されており、欧州のより厳しいデータプライバシー要件をクリアすることが出来ない為で、DPC側がサービスをブロックしている訳ではなく、Meta側がGDPR(一般データ保護規則)やEUのプライバシー規制に対応する準備がまだ出来ていない模様。

実際、「Threads」のiOS向けアプリで取扱いが含まれる可能性があるデータは下記の内容が案内されています。

MetaのTwitter対抗サービス「Threads」、EUでは当面は提供されない見通し

EUはMetaに対し、同地域でパーソナライズされた広告を配信する前にユーザーの同意を得なければならないという裁定を下したばかりで、今年1月にはMetaがそのような広告を配信する前に同意を得ていなかったとして、個人情報保護法違反で3億9,000万ユーロ(約610億円)の制裁金が科されています。

なお、イギリスはEUの規制が適用されない為、米国や日本と同時にサービスが開始される予定です。

[via engadget

googlenewsバナー
記事をシェア!
  • URLをコピーしました!
目次