Google初の折りたたみ式スマホ「Pixel Fold」、使用開始4日で壊れたとの事例が報告される ー ディスプレイの耐久性に不安が

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Google初の折りたたみ式スマホ「Pixel Fold」、使用開始4日で壊れたとの事例が報告される ー ディスプレイの耐久性に不安が

日本では7月下旬の発売に向け予約受付が実施されているGoogle初の折りたたみ式スマホ「Pixel Fold」ですが、その「Pixel Fold」が使用開始から4日間で潰れてしまったの事例が報告されています。

報告しているのは詳細なレビュー・テスト記事でお馴染みのArsTechnicaで、同サイトのRon Amadeo氏が「Pixel Fold」を使用していたところ、使用開始から4日目でディスプレイの下部10ピクセルが最初に反応しなくなり、輝度100%の真っ白な線が表示されるようになったそうです。その後、ディスプレイの左半分が反応しなくなり、1時間後にはディスプレイ全体に白いグラデーションが上向きに伸び始めた模様。

下記画像が実際に同氏の「Pixel Fold」で、画面下部の3分の1程度が白くホワイトアウトしてしまっています。

Google初の折りたたみ式スマホ「Pixel Fold」、使用開始4日で壊れたとの事例が報告される ー ディスプレイの耐久性に不安が
via ArsTechnica

同氏曰く、「Pixel Fold」は机の上に置いていて、時折、画面をタップしたり、スクリーンショットを撮ったり、開いたり閉じたりしてたものの、落としたり、砂埃にさらしたりすることはなかったそうです。

折りたたみ式スマホに採用されているフレキシブルOLED(有機ELディスプレイ)はどのメーカーも同じ方法で製造しており、OLEDパネルは超薄型ガラスで覆われており、折りたたみのプロセスに耐えられるほど薄くて柔軟だが、耐久性はあまりなく、ディスプレイ全体が保護プラスチック層で覆われています。

このプラスチック層はOLEDの保護に必要不可欠であるものの、ディスプレイの端まで伸びておらず、ディスプレイ周りにはプラスチック層がない周囲の余白部分が存在していて、この部分はOLEDパネルが露出しており、今回はこの露出したOLEDの隙間が原因で壊れてしまったものとみられています。

今回、この隙間からごく僅かなゴミが入り込み、ディスプレイを閉じたときの圧力によって、ゴミが押されてOLEDパネルに穴が開き、ディスプレイがおかしくなり始めたものと推測されています。

下記画像は実際にその穴を撮影した写真で、小さな穴のような傷が確認出来ます。

Google初の折りたたみ式スマホ「Pixel Fold」、使用開始4日で壊れたとの事例が報告される ー ディスプレイの耐久性に不安が
via ArsTechnica

また、「Pixel Fold」はディスプレイとベゼルの高さがほぼフラットで、端末を折り畳んだ際にディスプレイ同士のほぼ全面が接触してしまう為、ゴミなどを挟み込んでしまった時にディスプレイに傷などが付いてしまう可能性も指摘しています。

なお、同氏は「Pixel Fold」は折りたたみ式ディスプレイの耐久性問題以外は非常に素晴らしいデバイスだと評価しており、近日中に詳細なレビューを公開する予定とのこと。

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