｢Microsoft Edge｣のPDFリーダーが｢Adobe Acrobat｣ベースに

本日、AdobeとMicrosoftが、「Adobe Acrobat」のPDF機能を「Microsoft Edge」に提供することを発表しました。

両社は、「Microsoft Edge」に内蔵されたPDFリーダーに「Adobe Acrobat」のPDFエンジンを搭載し、ユーザーが期待するPDFエクスペリエンスと価値を向上させ、より正確な色とグラフィックによる忠実度の向上、性能の改善、PDFの取り扱いに関する強力なセキュリティ、より優れた文字選択と音声読み上げを含むアクセシビリティの向上など、唯一無二のPDFエクスペリエンスを実現することが可能になります。

これらの機能は引き続き無償で提供され、文字や画像の編集、PDFの他のファイル形式への変換、ファイルの結合など、より高度なデジタル文書機能を求めるユーザーは、「Adobe Acrobat」のサブスクリプション版を購入することで、ブラウザーの拡張機能により「Microsoft Edge」から直接これらの機能を利用することも可能となります。すでに「Adobe Acrobat」のサブスクリプション版を利用しているユーザーは、追加料金なしで「Microsoft Edge」内でAcrobat拡張機能を使用することが可能です。

なお、同機能の提供は段階的に行われ、2023年3月からはすべてのWindows 10と11のユーザーに提供が開始され、管理対象デバイスを持つ組織にはオプトインのオプションが提供予定です。

また、レガシーエンジンを搭載した「Microsoft Edge」のPDFソリューションは2024年3月に廃止予定です。

・ニュースリリース（Adobe）