「iPhone 13」シリーズの充電性能と推奨される充電器の出力
「iPhone 13 Pro Max」が最大27Wでの高速充電に対応していることをお伝えしましたが、中国のWeiboに、「iPhone 13」シリーズの充電性能と題する投稿が行われています。
公開された「iPhone 13」シリーズの充電性能の調査結果をまとめると下記の通りで、残念ながら「iPhone 13 Pro」のデータはまだ公開されていません。
iPhone 13 mini
- 20Wの充電器を使用した場合、ピーク電力は15W強で、87分でバッテリー残量が100%表示に
iPhone 13
- 20Wの充電器を使用した場合、ピーク電力は19W強で、89分でバッテリー残量が100%表示に
- 30Wの充電器を使用した場合、ピーク電力は21W前後で、89分でバッテリー残量が100%表示に
iPhone 13 Pro Max
- 30Wの充電器を使用した場合、ピーク電力は26W強で、86分でバッテリー残量が100%表示に
上記の一覧では省略していますが、各モデルとも100%表示になった後も微弱電流で充電し続けるトリクル充電が行われており、今回のテストでは、iPhone 13の場合だと100%表示なった後は約0.7Wで18分間のトリクル充電が行われたことが確認されています。
なお、トリクル充電とは、Appleは下記の通り説明していますが、一般的には”バッテリー全般の自己放電を補償する為に微弱電流で充電し続けること”とも言われています。
Appleのリチウムイオンバッテリーは、バッテリー容量の80%までは高速充電し、その後、低速のトリクル充電に切り替わります。(中略)この複合的な充電プロセスが、デバイスをより短時間で外に持ち出せるようにするだけでなく、バッテリーの耐用年数も延ばします。
更新(2021年11月35分)
充电头网が、「iPhone 13 Pro」で様々な出力の充電器を用いた充電テストを行った映像を公開しています。
バッテリー残量が20%ほどの場合の充電電力は「iPhone 12 Pro」とほぼ同じで、画面オフの待機状態の場合は約19Wで充電され、システム負荷が高くなった場合にのみ瞬時に20Wを突破し、最大で約26Wに達することが分かったそうです。
推奨される充電器の出力
最後に、今回の検証結果から各モデルごとに推奨される充電器の出力は下記の通り。
・iPhone 13 mini:18W
・iPhone 13:20Wまたは25W(充電時間にあまり差はないが…)
・iPhone 13 Pro:30W
・iPhone 13 Pro Max:30W
[via Twitter]
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