iFixit、パニックの携帯ゲーム機「Playdate」の分解レポートを公開
iFixitが、パニックが先月末に予約受付を開始したクランクを回して遊ぶ携帯ゲーム機「Playdate」の分解レポートを公開しています。
「Playdate」は、クランク(手回しハンドル)のついたモノクロの小型携帯ゲーム機で、本体サイズは74×76×9㎜と正方形で薄型となっており、画面解像度400×240ドットのモノクロディスプレイを搭載し、Wi-Fi、Bluetooth、スピーカーが搭載されています。
開封自体は通常のマイナスドライバーで簡単に行うことができますが、バッテリーと基板には剥がすと保証が無効になるシールが貼られています。
バッテリー本体は接着剤で固定されており、バッテリーのスペックは2.74Wh([email protected])となっています。
基板には、ARM Cortex-M7 SoCを搭載したST Microelectronics製のSTM32F7というチップが搭載されている他、4GBのKioxia製(旧東芝)NANDフラッシュメモリ、winbond製の128MbのPseudo(疑似)SRAM、同じくwinbond製の32MbのシリアルNORフラッシュなどが搭載されています。
また、同製品の特徴であるクランクのシャフトには円筒形の磁石が埋め込まれており、クランクを回転させると磁石も回転し、その磁界をセンサーで読み取り動く仕組みになっている模様。
ディスプレイはシャープ製となっており、筐体に接着剤で固定されており、ディスプレイを交換する場合、筐体の樹脂部分を丸々交換する必要があるとのこと。
なお、修理し易さを示すスコア(高い方がユーザー自身で修理し易い)は10点満点中6点で、良い点としては、簡単に開封でき、バッテリーにすぐアクセス出来ることや、ヘッドフォンジャックがモジュール化されていること、クランクの設計もシンプルで整備性に優れていることなどが挙げられており、悪い点としてはディスプレイの交換にはフロントケース全体を交換する必要があることや、全てのコントロールボタンが1枚のフレキシブルプリント回路基板に集約されており、交換は容易なものの、1箇所が壊れた際に全て交換しないといけないことなどが挙げられています。
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