iFixit、「AirPods Max」の分解レポートを公開
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iFixitが、「AirPods Max」の分解レポートの完全版を公開しました。
分解レポート自体は発売後すぐに公開されていたのですが、途中で止まったままで、本日、ようやく完全版が公開されました。
分解して分かったのは、「AirPods Max」のバッテリーは2つのセルが搭載されているのですが、2つとも右のイヤーカップに搭載されていて、2つのバッテリーは1本のケーブルで繋がっており、ネジで固定されているだけなので簡単に取り外しや交換が可能となっています。
ロジックボードは両方のイヤーカップに搭載されており、下記画像のオレンジ色で囲まれたものがH1チップとみられています。
「AirPods Max」で一番複雑な構造をしている箇所は、イヤーカップとヘッドバンドを繋いでいるジョイント部分とのことで、ヘッドバンドはイヤークッションを外したら現れる小さな穴にSIM取り出しツールや針金のような細い棒を挿すことで簡単に取り外すことができることが分かりました。
なお、修理し易さを示すスコアは10点満点中6点となっており(スコアが高い方が修理し易い)、プラス面としては、イヤークッションがマグネットで工具不要で着脱可能なこと、ヘッドバンドの着脱が容易に行えること、ドライバーやバッテリーがネジで固定されていて交換し易いことなどが挙げられており、マイナス点としては使用されているネジの種類が多いことと、接着剤の使用が内部の修理を複雑にさせていることが挙げられています。
また、レポートの最後には、競合製品である「SONY WH-1000XM4」と「Bose NOISE CANCELLING HEADPHONES 700」の分解レポートも掲載されているので、是非ご覧下さい。