iFixit、「iPhone 12」と「iPhone 12 Pro」の分解レポートを公開
iFixitが、「iPhone 12」と「iPhone 12 Pro」の分解レポートを公開しています。
他の分解レポートでも既に明らかになっている通り、「iPhone 12」と「iPhone 12 Pro」の内部仕様はかなり似ており、開封した状態が上記画像ですが、カメラシールドを除けば大きな違いがないことが良く分かります。
ディスプレイについては、「iPhone 12」用と「iPhone 12 Pro」用とで互換性があることが確認されており、両モデルの大きな違いはカメラモジュールの箇所で、「iPhone 12 Pro」は望遠レンズとLiDARセンサーが搭載されており、「iPhone 12」ではその箇所に樹脂製のスペーサーが置かれ、スペースを埋めています。
Taptic Engineについては、「iPhone 11」シリーズから小型化され、正確なサイズは「iPhone 11」シリーズのものが26.9×11.18×3.44㎜、「iPhone 12」シリーズのものが22.25×9.48×3.56㎜となっており、厚みはごく僅かに厚くなっているものの、縦横のサイズが大きく減少しています。
また、バッテリーについてはこれまでに明らかになっている通り、両モデルで同じものが搭載されており、容量は10.78Whで、「iPhone 11」の11.91Whや「iPhone11 Pro」の11.67Whよりも減少しています。
「iPhone 12」に搭載されている4GBのRAMはMicron製、64GBのフラッシュストレージはSamsung製、5G対応のモデムチップはQualcommのSnapdragon X55であることも確認されました。
なお、修理し易さを示すスコアは10点満点中6点(高い方が修理し易い)で、殆どの部品がモジュール化されておりアクセスや交換が容易となっており、マイナス面はフロントとリアのガラスパネルが損傷の可能性を高くしており、リアのガラスが割れた場合、全ての部品を取り除き、シャシー全体を交換する必要があることが挙げられています。