Tech Insightsが、先日に発売された「iPhone XS Max」の分解レポートを公開しており、「A12 Bionic」チップやリアカメラ(広角カメラ)の一部詳細が判明しました。
「A12 Bionic」チップのダイサイズは、9.89㎜x8.42㎜の83.27㎟で、「A11 Bionic」チップの89.23㎟よりも約5%小型化されており、Appleの「A」シリーズチップの中では2番目に小さいサイズとなっています。
(一番小さかったのは「A4」チップで52.05㎟)
「A12 Bionic」チップは業界初の7nmの製造プロセスが採用されており、製造プロセスのサイズが小さくなると、同じ面積の半導体により多くのトランジスターを収めることができ、より複雑な機能を実現したり、トランジスターの動作速度を向上させたりする事が可能になります。
また、「iPhone XS/XS Max」の背面の広角カメラのセンサーは新設計となっており、裏面照射型センサーが5.21㎜x6.29㎜(32.8㎟)から7.01㎜x5.79㎜(40.6㎟)へと大型化されていて、画素ピッチが1.22μmから1.4μmへと広げられていることが確認されています。
さらに、オートフォーカスの独自技術である「Focus Pixels」の密度も「iPhone 8/X」に比べると向上しており、「Focus Pixels」の密度が向上すると、より多くの領域がオートフォーカスポイントとして利用可能になることを意味しているそうです。