Apple、「Final Cut Pro 10.3」や「Motion 5.3」などをリリース

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本日、Appleが、「Final Cut Pro 10.3」と「Motion 5.3」と「Compressor 4.3」をリリースしています。

Apple、「Final Cut Pro 10.3」や「Motion 5.3」などをリリース

各アプリの新機能及び変更点は下記の通り。

Final Cut Pro 10.3

【新しいインターフェイス】
・新しいダークインターフェイスでビデオに集中
・整理やカラーグレーディングなどの作業ごとにウインドウレイアウトをカスタムワークスペースとして保存
・セカンドディスプレイでタイムラインの全画面表示/非表示を切り替え
・インスペクタを画面いっぱいの高さで表示

【マグネティックタイムライン2】
・クリップをロール(ダイアログ、ミュージック、エフェクト)ごとに色分けして、プロジェクト全体を一目で把握
・ロールの作成、割り当て、色の設定により、オーディオクリップとビデオクリップのタイプを簡単に識別
・改良されたタイムラインインデックスでオーディオロールをドラッグ&ドロップしてタイムラインのレイアウトを変更
・タイムラインインデックスの“焦点”ボタンを使って、特定のオーディオロールだけを表示し、ほかのクリップを非表示
・タイムラインインデックスの“オーディオレーンを表示”ボタンを使って、タイムラインでクリップをオーディオロール別に表示
・複合クリップ内のロール全体にオーディオエフェクトや音量変更キーフレームを追加
・iXMLサポートにより、オーディオ・フィールド・レコーダーで設定されたメタデータに基づいてロールを自動的に作成および割り当て
・Final Cut Proライブラリごとに独自のロールセットを作成および管理

【色域の拡大】
・対応しているMacや外部ディスプレイでイメージを広色域で表示
・標準のRec. 601およびRec. 709またはWide Gamut Rec. 2020の色空間でビデオを読み込み、編集、配信
・ライブラリとプロジェクトの両方で色空間を設定
・ARRI、Blackmagic Design、Canon、Panasonic、およびSony社製カメラのLog素材や、RED RAW素材を、広い色域を維持しながらリアルタイムで操作
・ビューアのレンジチェックオーバーレイを使って、標準のRGB範囲を超えている領域を強調表示
・ビデオスコープでWide Gamutカラーをリアルタイムで表示

【ビデオ形式のサポート拡大】
・MXFでラッピングされたApple ProResを使って、放送配信に適した柔軟性の高い形式で書き出し
・MXFマスターファイルの書き出しで、オーディオロールを使って業界標準のチャンネルレイアウトを構成
・Canon Log2/Cinema GamutとPanasonic V-Logをサポート
・Sony PXW-FS7およびPXW-X70カメラのSony XAVC-L 4Kをサポート
・Panasonic AVC-Intra LTの再生をサポート
・AVC-Intraファイルを書き出し

【追加機能】
・フロートランジションによってジャンプカットをシームレスに結合し、インタビュー撮影での考える間や言い直し部分などを除去
・“エフェクトを削除”コマンドと“パラメータを削除”コマンドを使って、クリップから特定のエフェクトを削除
・SMB 3ネットワークサポートにより、ネットワーク接続ストレージデバイス上のライブラリにアクセス
・タイムコードエフェクトを使って、ビューアと書き出しファイルでクリップ名とソースクリップのタイムコードを表示
・タイムコードをコピー&ペーストして、テキスト書類への数値入力を効率化
・カスタムMotionプロジェクトを個々のFinal Cut Proライブラリに統合
・ブラウザのオプションでクリップを連続再生
・ブラウザとタイムラインでカスタムメタデータを検索
・タイムラインインデックスでオーディション、複合クリップ、マルチカムクリップ、同期クリップを検索
・アンカー付きの隣接クリップでトリムをロール編集
・メディアブラウザとコンテンツブラウザが大きくなり、フォトライブラリ、サウンドエフェクト、ミュージック、タイトル、ジェネレータの表示領域が拡大
・ミュージックとサウンドエフェクトのブラウザで、オーディオファイルをスキミングして範囲選択
・Thunderboltケーブルを使って外部ディスプレイに直接A/V出力、専用I/Oデバイスは不要
・XML 1.6により、マグネティックタイムライン2でのロールベースのオーディオコンポーネントをサポート
・XMLサポートの拡大により、プロジェクトとクリップを既存のイベントに読み込み
・サポートされるアプリケーションにクリップ、プロジェクト、イベントをXML形式でドラッグ&ドロップ

Motion 5.3

・新しいダークインターフェイスでモーショングラフィックスに集中
・アイコンの配置変更によりMotionインターフェイスを効率化
・ポータブルMacコンピュータおよびデスクトップディスプレイに合わせてウインドウのレイアウトを最適化
・対応しているMacや外部ディスプレイでイメージを広色域で表示
・標準のRec. 709またはWide Gamut Rec. 2020の色空間でビデオを読み込み、編集、配信
・改善された“リンク”ビヘイビアで、幅や高さなどの属性をリンクしてアニメーションを自動的に駆動
・新しい“揃える”ビヘイビアを使って、キーフレーミングなしで複数のオブジェクトを簡単に接続し、アニメート
・環境の反射のコントロールが改善され、見る角度によってオブジェクトの外観を変化させる異方性によってリアルな3Dテキストレンダリングを実現
・磨かれたメタルの表面が一層リアルになり、3Dテキストの外観が向上
・3Dテキストの再生時と調整時のパフォーマンスが向上
・新しい矢印カーソル形状
・イメージシーケンスの書き出し時に“ステッカー”形式をサポート
・“ステッカー”プロジェクトテンプレートを追加
・Live Photosをサポート
・“選択範囲を再生”コマンド

Compressor 4.3

・新しいダークインターフェイスでビデオに集中、バッチや設定の表示を効率化
・インスペクタにビデオファイルやオーディオファイルの詳細情報を表示
・標準のRec. 601およびRec. 709の色空間またはWIde Gamut Rec. 2020の色空間でビデオを配信
・iTunes Storeパッケージのプレビューで、代替オーディオ、クローズドキャプション、または字幕をオーディションして同期を確認
・iTunes Storeパッケージのメディアパススルーにより、不要な圧縮を回避
・iTunes Storeパッケージのプレビューで、素材の再生中にオーディオストリームをシームレスに切り替えて確認を高速化
・バッチの警告およびエラーメッセージに、対策に役立つ詳細なメモを表示
・複数の色空間やより大きなビット深度のサポートなど、静止画像に関する機能が向上
・DPX、Cineon、OpenEXRの静止画像をサポート
・OpenEXRイメージシーケンスをサポート
・DPXのサポートを強化。カラー情報、ピクセルのアスペクト比、インターレース、タイミングの解釈の精度が向上
・フレームレート変換、インターレース、拡大/縮小、オプティカルフローのリタイミング、エフェクト、色空間の変換などのイメージ処理のパフォーマンスが向上
・最適なビット深度の自動選択により、トランスコーディング、色処理、エフェクトの品質が向上
・CPU処理およびGPU処理を効率化
・新しいDVDディスクテンプレートにより、メニューと背景のオプションが増加
・DVDオーサリングに新しいオプションが追加され、再生のループ、モーションメニューの追加、メニューイメージのカスタマイズが可能

なお、既存のユーザーはMac App Store(ソフトウェアアップデート)よりアップデート可能です。

Final Cut Pro
価格: ¥34,800

Motion
価格: ¥6,000

Compressor
価格: ¥6,000

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