【レビュー】「ESR CryoBoost 折りたたみ式 3-in-1 マグネット充電ステーション (Qi2 25W)」 |冷却機構も搭載で携帯型3-in-1モデルとしては弱点なし?!

ESRが昨年11月に発売した折りたたみ式のワイヤレス充電器「ESR CryoBoost 折りたたみ式 3-in-1 マグネット充電ステーション(Qi2 25W)」を提供頂いたので紹介します。
「ESR CryoBoost 折りたたみ式 3-in-1 マグネット充電ステーション(Qi2 25W)」は、折りたたむと62×110×15.8㎜というポータブルサイズでありながら、iPhone、AirPods、Apple Watchの3つのデバイスを同時に高速充電できる3 in 1ワイヤレス充電器で、Qi規格の最新バージョンである「Qi2.2 25W」に対応しており、iPhoneなどQi2.2 25Wに対応したスマホをマグネットで取り付けて最大25Wでワイヤレス充電可能です。
また、ワイヤレス充電はどうしても充電器本体とiPhoneが発熱し易いのですが、それに対応する為に「CryoBoost」というエアフロー冷却ファンが搭載されているのも特徴で、充電中の温度上昇を抑えてくれます。
Apple Watchの充電器は、Apple WatchのOSアップデートにも対応したMFW認証を取得しており、安価なワイヤレス充電器ではwatchOSのアップデートで利用出来なくなってしまうものもありますが、本製品はアップデート毎に使えなくなる心配をする必要がありません。さらに、高速充電にも対応しているので、「Apple Watch Series 10」の場合で約30分で80%まで充電可能です。
詳細は以下から。
同梱品や本体デザイン等
まず、同梱品は下記画像の通りで、左から充電器本体、USB-Cケーブル、最大50W出力対応のUSB-C充電器、冊子類といった感じ。3台のデバイスを同時充電しても問題ない出力に対応した充電器等までセットになっているので、開封してそのまま利用可能なのは嬉しいところ。

本体デザインはシンプルで、折りたたんだ状態ではQi2.2 25W対応のスマホ充電部のみ少し出っ張るデザイン。ボディは基本的には樹脂性ですが、iPhoneの充電パッドの裏面のみ航空宇宙グレードのアルミニウムが採用されており、熱発散効率に貢献している他、全体的に指紋が付き難いのが特徴。
折りたたんだ際のサイズの公称値は62×110×15.8㎜ですが、これはiPhoneの充電パッドの出っ張りが含まれておらず、出っ張った部分まで含めた厚さは実測値で19.7㎜となります。背面には滑り止めのゴム足も取り付けられている他、熱対策のための穴が設けられています(ここには冷却ファンは非搭載)。


参考までに、本体サイズを付属のUSB充電器と共に「iPhone 17 Pro」と比較してみました。

付属のUSB-C充電器は、1ポートながら最大50W出力に対応し、iPhone・Apple Watch・AirPodsを同時に最大出力で充電可能です。プラグは折りたたみ式で、サイズは実測値で5.3×4.3×3.2㎜、重さは95g。AnkerやCIOの同等出力の充電器とほぼ似たようなサイズ感となっています。


付属のUSB-Cケーブルの長さは約1.5mで、片方がL字型になっており、本体に接続した際にUSBケーブルが横に飛び出さず、本体後方に取り回すことが可能。また、スマホが接触する面には薄いですがクッションシールのような物が貼られています。

全て展開するとこんな感じ。スマホの充電パッドは0度から最大75度まで起こすことが可能で、Apple Watchの充電部は90度から135度までの角度に対応しており、ヒンジ部分はかなりしっかりしているので、好きな角度で利用可能です。


iPhoneの充電パッドを起こしたらAirPodsを充電出来る充電パッドが登場する仕組み。仕組み上、ここの充電パッドを使用する場合はiPhoneの充電パッドを完全に起こす必要があり。また、iPhoneの充電パッドの背面には「CryoBoost」の冷却ファンの吸い込み口が用意されています。


本体、ケーブル、充電器を足した重さは実測値で316g。350ml入り飲料水1本分よりちょっと軽い程度といった感じ。

充電性能は??
実際に全てのデバイスを置くとこんな感じに。特にバランスの悪さなどはなく、デバイスの置き方によって転倒しそうになるようなことはありません。Apple Watchも輪っか状になったバンドでも問題なく充電可能。

ちょっと写真では分かり難いですが、本体側面のUSB-Cポート横にボタンが搭載されており(LEDインジケーターが光っている箇所)、このボタンで冷却システム「CryoBoost」のオン/オフが可能で、夜に冷却ファンの音が気になる場合は止めて静音モードとして利用可能です。
なお、AirPodsの充電パッドはiPhoneの充電パッドの背面に位置してる為、AirPodsの充電ケースを大きな保護ケース等に入れている場合はiPhoneの充電パッドに接触して上手く置けない場合もあります。最悪の場合、後述しますが、iPhoneの充電パッドでもAirPodsは充電可能なので、置けない場合はそちらでも対応可能。

iPhoneの充電パッドはMagSafe対応で1,200gの磁力のマグネットが内蔵されており、横向き・縦向きを問わずiPhoneを確実に固定でき、横向きにすることでスタンバイモードが利用可能な他、動画などを視聴しながら充電することも可能です。

ちなみに、iPhoneだけの場合は完全に寝かした状態で利用可能で、Apple Watchだけであれば正式な使い方ではないものの、本体を裏返すことで充電パッドを展開せずに単体充電が可能(装着しているバンドにもよりますが…)。


また、上述した通り、iPhoneの充電パッドはAirPodsも充電可能で、MagSageに対応した保護ケース等を用いることで貼り付けて充電することも可能です。


実際の出力を測定してみましたが、まず、各充電パッドの最大出力は下記の通り。急速充電には50W以上の電力入力が必要とのことで、ケーブルやUSB充電器は最良の結果を得るためには付属のものを使用することが推奨されています。
- iPhone:最大25W
- Apple Watch:最大5W
- AirPods:最大5W
iPhone・Apple Watch・AirPodsの充電をゼロにした状態で同時充電した場合で大体36〜37Wとなりました。「CryoBoost」の動作用電力も込みなので、各充電部の細かな出力は分かり難いものの、各デバイスの合計最大出力である35Wは上回っています。

試しにiPhoneのみで充電した際は約31Wほどになりました。iPhoneが最大の25Wで充電されていると仮定すると「CryoBoost」の動作などで約5Wほど必要であると考えられます。あくまで目安ですが、iPhoneの充電パッドはQi2.2 25Wの公称値通りの出力が出ているものと予想されます。

CryoBoostの効果は??
本製品の特徴でもある冷却システム「CryoBoost」の効果がどうなのかをサーモグラフィーカメラを用いて調べてみました。
まず、「CryoBoost」は稼働するとiPhoneの充電パッドに内蔵された冷却ファンが回り、背面から空気を取り込んで、iPhoneの充電パッド周りに開けられた隙間から風を当てて冷却するといった仕組み。ペルチェ素子は搭載されておらず、あくまで空冷式となっています。
メーカー公称値では約6℃の熱を減少させるとのことですが、実際の測定結果が下記画像の通り。下記画像は「CryoBoost」の稼働時と非稼働時のiPhoneや本製品の各部分の温度をサーモグラフィーカメラで測定したもので、各画像の「Cen(センター)」の温度を見て頂ければと思います。
▼「CryoBoost」非稼働時

▼「CryoBoost」稼働時

サーモグラフィーを手で持って撮影した為、厳密に同じ箇所の温度という訳ではないので、あくまで目安ですが、iPhoneの画面中央部は公称値通り6℃下がっていることが確認出来ました。また、側面とiPhoneの背面については冷却ファンの風が当たる箇所でもあり、より温度が下がっています。
実際の充電時間への影響は??
また、実際に「CryoBoost」がオン/オフの場合でどの程度充電時間に違いがあるのかどうかも測定してみました。テストはバッテリー残量をゼロにした「iPhone 17 Pro」を満充電に達するまでの時間を測定したもの。結果は下記の通りで、約25分ほどの差が出ました。
| CryoBoost稼働時 | CryoBoost非稼働時 |
|---|---|
| 108分 | 135分 |
iPhoneは充電時に本体が熱くなると「充電保留中」となる場合もある他、iPhoneのバッテリー寿命にも悪影響を及ぼすとも言われていますが、「CryoBoost」により発熱が抑えられ、ワイヤレス充電の速度が向上することが確認出来ました。また、これによりデバイスの安全性が高まり、バッテリー寿命の延長にも繋がります。
なお、最後に「CryoBoost」の動作音ですが、テレビなどを点けていなければサーッと言う音が微かに聞こえる程度。また、静音モードで「CryoBoost」をオフにしても、次回充電時は自動でオンになる仕組みとなっており、「CryoBoost」の点け忘れがないようになっています。
まとめ
ここまで「ESR CryoBoost 折りたたみ式 3-in-1 マグネット充電ステーション(Qi2 25W)」を紹介してきましたが、持ち運び可能な3-in-1ワイヤレス充電器としてはサイズ・重量・充電速度・冷却システムと、必要なものを全て兼ね備えたモデルとなっており、携帯性と性能を両立した3-in-1タイプのQi2.2 25W対応ワイヤレス充電器を探している方にはオススメ出来る製品の1つだと思います。
家で据え置きとして使うのも良いですが、iPhone・AirPods・Apple Watchを持っていて良く旅行や出張に行く方には丁度良いのではないでしょうか。
また、今回はiPhone・AirPods・Apple Watchで試しましたが、Qi2.2 25WやQi2に対応したスマホや(Qi2の場合は最大15W)、Qi規格に対応したワイヤレスイヤホン等も充電可能です。
なお、価格は14,999円(税込)ですが、セールで値下げされることもあるので、セール時に購入することをオススメします。

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