【レビュー】MagSafe・スタンド・スマホリングの3つの使い方が出来る360度回転リングが特徴のCASEKOOのケース『PRO Magicstand』

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CASEKOOのリングが360度回転可能なケース「PRO Magicstand」シリーズのiPhone 15 Pro対応モデルを提供頂いたので紹介します。

まず、CASEKOOというメーカーを知らない人の為にちょっと紹介しますが、CASEKOOは中高級スマートフォンケースに特化した企業で、最新技術と洗練されたデザインの融合により、ドイツのレッドドット賞を含む多くの海外有名デザイン賞を受賞しており、世界中で高く評価されているとのこと。

2023年の年間売上高は5,000万ドル（約70億円）に達し、既にiPhoneのアクセサリー市場においてTOP 3のシェアを占めており、日本のAmazonプラットフォームでも6年連続で「ベストセラー」に輝いています。

3つの使い方が出来るスタンドが特徴

今回紹介する「PRO Magicstand」シリーズは、ケース背面のMagSafe対応リングが360度回転することが最大の特徴のケース。リング部分は倒したままMagSafeやQi2の磁石で固定してワイヤレス充電する際に利用出来る他、起こして動画を視聴する際のスタンドとして利用したり、好きな向きに傾けてスマホリングとして利用でき、3つの使い方に対応しています。

ケースの素材は良くある熱可塑性ポリウレタン（TPU）とポリカーボネートを組み合わせたもで、iPhoneに装着しやすいよう側面部分はTPU、背面の半透明の部分がポリカーボネートとなっています。

同じ組み合わせのケースは多数ありますが、CASEKOOのケースは側面も背面もサラサラした感触で、手触りが良く、安価なTPU/ポリカーボネート製ケースよりは高級感のあるしっかりした造りといった印象。表面には高精度のマット艶消し表面処理と防汚バイオニック技術が使用されていて、指紋や油汚れを防止する仕組みとなっています。

また、米国国防総省の耐衝撃試験「MIL-STD-810G」認証クリアしており、特別な振動低減技術と三重耐衝撃構造を採用している他、ケースの四隅に搭載した独自のU-Shock Airbagにより角から落下した際の衝撃を吸収してくれるようになっています。

ディスプレイ周りはケース側が僅かに（約1.5㎜）高くなっています。さらに写真では分かり難いものの、四隅の角部分に向けてケースが少し盛り上がっており、iPhoneのディプレイ面を下に向けて置いた際にディスプレイが接触しない設計になっている他、ディスプレイの側面部分はケースの高さが少し低くなっているので、ディスプレイ端からのスワイプ操作などに影響のない設計となっています。

リアカメラ周りもケース側が約1.8㎜出っ張る設計で、iPhoneを置いた際にリアカメラが接触しない設計に。

360度回転するリングはアルマイト（陽極酸化処理）が施されたアルミ製で、付け根部分に目立ちにくいようCASEKOOのロゴは印字されているだけで、高級感のあるデザインとなっています。

リング部分は折りたたむと完全にケースとフラットになる設計で、スッキリしており、引っかかるようなこともありません。

リングの付け根部分の軸受にはAM-350鋼を使用しており、卓越した耐久性を提供するとのことで、ケースの内側にはiPhoneが傷付かないようシールで軸受部分を覆っています。ケース内側には軸受部分は一切飛び出ていない設計で、恐らく1㎜程度と思われるケースの厚みの中に軸受が埋め込まれており、ここによく埋め込んだなという印象。ヒンジ部分は早々簡単に動かないよう固めに設定されており、3万回開閉可能で緩くなる心配はないとのこと。

リング部分は約100度くらいまで起こすことが可能な上、360度回転出来るので、縦向き、横向きの両方でのスマホスタンドとして利用可能。また、リングは45度ごとにカチっと止まる設計になっているので、固定した後も動きにくく、安定性があります。

リング部分は結構な力で引っ張ってもビクともせず、スマホリングとして利用する場合の強度も安心。

リング部分には強力なネオジム磁石が12個内蔵されており、「業界最強のN55磁石で吸着力は従来より20倍も高くなっている」と謳っています。実際にどれほど違いがあるのかは確認する術がないものの、筆者が普段利用しているPITAKAの「MagEZ Case 4」に比べるとMagSafe対応アクセサリから外す際により力が必要となっているので、強力なのは確かなようです。