Microsoft、「OneDrive (第3世代)」を発表 ー Web版のホーム画面刷新やCopilot搭載など
本日未明、米Microsoftがオンラインイベント「Microsoft OneDrive:The Future of File Management is Here」を開催し、次世代の「OneDrive」こと「OneDrive (第3世代)」を発表しました。
「OneDrive (第3世代)」には、新しいファイル表示、ガバナンスコントロール、作成ツール、Copilotが含まれ、ファイルの迅速な検索、整理、情報の抽出をサポートする。また、これらの新しい体験は「OneDrive」の中だけでなく、TeamsとOutlookにも提供され、Microsoft 365全体で一貫性のあるリッチなファイル体験を提供するとのこと。
新機能の一部としては、まずWeb版のホーム画面が刷新され、ファイルの保存場所に関係なくファイルを素早く取り出せるようになる他、「For You」セクションが設けられ、このセクションではAIを活用したオススメのファイルが適切なタイミングで表示され、必要なファイルをすぐに利用可能になるそうです。
他にも、共有方法や共有者に関わらず、共有されたファイルが全て表示される「Shared (共有)」ビューや、一緒に仕事をしている人ごとにファイルを整理できる「People (人)」ビューなども用意され、フォルダをカラフルにカスタマイズすることも可能に。
「Favorites (お気に入り)」に関しては、重要なファイルを簡単に管理でき、任意のファイルをお気に入りとしてマークしておくことで、OneDrive、Teams、ファイルエクスプローラー、Microsoft 365アプリなどのお気に入りリストからアクセス出来るようになります。
また、共有の簡素化も行われ、ファイルの共有やリンクのコピーがこれまで以上に使い易くなり、共有するまでのクリック数も減少し、これらの直感的な機能を組み合わせることでファイルへのアクセスが合理化され、コラボレーションが強化されるとのこと。
他にも2024年にかけて多数の新機能が追加される予定で、下記がその一部となっており、詳細は公式ブログをご覧下さい。
Open in app(アプリで開く)
新しい「アプリで開く」を使用することで、PDF、JPEG、MP4など、Office以外のファイルをデスクトップアプリで開いて表示したり、編集したり出来るようになり、作業が終わったら「保存」をタップするだけで変更内容がOneDriveに同期されます。
この機能はOneDrive、SharePoint Web、Microsoft Teamsで12月までに世界中で利用可能になる予定。
OneDrive in Teams
12月にTeamsのファイルアプリが新しい「OneDrive Teams」アプリにアップデートされ、TeamsからSharePointとOneDriveのすべてのファイルにアクセスできるようになり、このアプリはOneDriveとSharePoint ライブラリの体験に最近実施されたすべてのアップデートを活用し、パフォーマンスの向上、新しいビュー、OneDrive の機能強化のメリットを提供するとのこと。
OneDrive in Outlook
新しい「Outlook for Windows」と「Outlook」のWeb版の左側のナビゲーションにOneDriveアプリがまもなく追加される予定で、この追加によりOutlookを離れることなく、共有リンクをコピーしてメールに含めたり、共有ファイルを探したりすることが迅速かつ容易になります。この機能は12月までに利用可能になる予定です。
Copilot in OneDrive
Copilotについては、Microsoft 365のCopilotライセンスを持っているユーザーは12月からOneDriveでもCopilotが利用可能になる予定で、ファイルを開かずにファイルの内容について質問して回答を得ることが可能になります。