これがMicrosoftのChatGPTを活用した「Bing」か ー 一時的に利用出来たとの報告
Microsoftは今年3月末までにAI(人口知能)チャットボット「ChatGPT」の背後にある技術を組み込んだ「Bing」を発表すると噂されていますが、The Vergeによると、その新しい「Bing」とみられるものが一時的に利用可能になっていたことが分かりました。
これはデザイナーのOwen Yin氏が最初に発見したもので、同氏は「Microsoft Edge」で「Bing」をホームページとして設定しており、一時的に新しいユーザーインターフェイスの「Bing」が表示され、利用可能だったと報告しています。
数分後に動作しなくなったようですが、同氏はそのスクリーンショットなどを公開しており、公開されたスクリーンショットの真偽は確認出来ていないものの、AIで強化された「Bing」は、メニューバーの”検索”の隣に新しい”チャット”オプションが表示されており、それを選択すると「新しいBingへようこそ。AIを活用した回答エンジン」と書かれたチャットインターフェイスが表示される仕組み。
「新しいBingへようこそ」の下には、”複雑な質問をする”、”より良い答えを得る”、”創造的なインスピレーションを得る”といった質問方法に関する3つの提案があり、免責事項として「BingはAIを搭載しているため、サプライズや間違いが起こる可能性があります。事実を必ず確認し、フィードバックを共有することで、我々は学び、改善することができます」との注意文が記載されています。
また、この新しいユーザーインターフェイスが表示されたのはYin氏だけでなく、Twitterでは少なくとも数人から報告されています。
なお、このAIベースの新しい「Bing」の正式発表日はまだ不明ですが、今後数週間のうちに発表されるとみられており、それに先駆けてGoogleが現地時間の2月8日に検索とAIに関する発表イベントを開催する予定です。