【レビュー】1枚4役のカード型紛失防止タグ「SwitchBot スマートトラッカーカード」

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【レビュー】1枚4役のカード型紛失防止タグ「SwitchBot スマートトラッカーカード」

SwitchBotが今年7月に発売したカード型の紛失防止タグ「SwitchBot スマートトラッカーカード」を提供頂いたので紹介します。

紛失防止タグといえばAppleの「AirTag」が有名で、なくしたくない物に取り付けておいて、紛失した場合にスマホやWebブラウザから探すことが出来る他、置き忘れを防止したり、紛失した際に音を鳴らして場所を特定したりすることが出来ます。

今回レビューする「SwitchBot スマートトラッカーカード」は、通常の紛失防止タグの機能に加え、SwitchBotらしい独自機能も備えており、「紛失防止」「スマホ探し」「カードキー」「自動化の起動」の4つの機能を1枚に備えているのが特徴。

SwitchBot スマートトラッカーカードの主な仕様

価格3,480円
本体サイズ85 x 54 x 2.5㎜
本体重量12g
通信距離80m
使用寿命3年(電池交換不可)
防水IP67
目次

同梱品や外観

まず同梱品は左から時計回りに、取扱説明書、SNSアカウントの案内カード、ストラップ、製品本体といったシンプルな構成。

【レビュー】1枚4役のカード型紛失防止タグ「SwitchBot スマートトラッカーカード」

外観デザインはスッキリとしたシンプルなデザインで、表面にはSwitchBotのロゴとスマホのSwitchBotアプリと連携させる為に使用したり、連携させているスマホの音を鳴らしたりする為のボタンが搭載されています。左上にはストラップ用の穴も開けられています。

【レビュー】1枚4役のカード型紛失防止タグ「SwitchBot スマートトラッカーカード」

裏面には紛失モードにした際に拾っ主に読み込んで貰うQRコードが刻印されている他、NFC検知エリアが用意されています。

【レビュー】1枚4役のカード型紛失防止タグ「SwitchBot スマートトラッカーカード」

サイズは横幅85㎜、高さ54㎜で、クレジットカードや免許証、キャッシュカードより各1㎜ずつくらい小さくなっています。

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厚さは2.5㎜で、クレジットカードを2枚重ねた場合とほぼ同じ厚さとなっているので、財布に入れる場合はカード2枚分と考えておけば良いと思います。

財布などに入れた感じはこんな感じで、カードスペースに丁度入るサイズとなっています。

実際に使ってみる

SwitchBot スマートトラッカーカードで出来ること
  • 紛失防止タグとしての利用
  • Apple「探す」機能対応
  • スマホからトラッカーカードの音を鳴らしてトラッカーカードを探せる
  • トラッカーカードからスマホの音を鳴らしてスマホを探せる
  • SwitchBotスマートロックのカードキーとして利用
  • トラッカーカードを持って家に近づくだけでスマートホームデバイスをONにすることが可能

「SwitchBot」アプリへの登録

カードを使用するには「SwitchBot」アプリに追加する必要があり、「SwitchBot」アプリの画面右上の「+」ボタンから「デバイスの追加」を選択し、一覧から「トラッカーカード」を選択。その後、トラッカーカードの表面にあるボタンを2秒押すと音が鳴るので、音が鳴ったらアプリ側の「デバイスに接続」をタップすると登録完了です。(登録時にアイコンや名前を変えることも可能)

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Appleの「探す」アプリ対応

【レビュー】1枚4役のカード型紛失防止タグ「SwitchBot スマートトラッカーカード」
▲「SwitchBot」アプリへの登録時に「探す」アプリにも追加可能

「SwitchBot」アプリだけでなく、iPhoneユーザーの場合はAppleの「探す」アプリにも対応しており、「SwitchBot」アプリへの登録時に同時に登録することが可能。

「探す」アプリからカードの位置やバッテリー残量を確認することが可能な他、カードから音を鳴らしたり、手元から離れた時に通知させたり、紛失モードにすることが可能です。

「探す」アプリでしか出来ないことは、カードまでの経路表示機能、カードを他のユーザーと共有出来る機能、通知機能など。また、Appleの「探す」ネットワークを利用して、Bluetoothの範囲圏外であってもカードの大凡の現在位置の特定も可能で、手元から離れた際に通知してくれる機能も便利なので「探す」アプリにも登録しておくことをオススメします。

【レビュー】1枚4役のカード型紛失防止タグ「SwitchBot スマートトラッカーカード」
▲手元から離れた際に通知してくれる機能は便利

なお、「SwitchBot」アプリを使わず、「探す」アプリに「SwitchBot スマートトラッカーカード」を直接追加することも可能です。

カードを探す

カードを見失ってしまった際にカードから音楽を鳴らす機能で、かなりの音量で音楽が流れます。

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スマホを探す

家の中などでスマホをどこに置いたか忘れてしまった場合に、「SwitchBot」アプリからスマホの音を鳴らすことが可能な機能。

「SwitchBot」アプリで有効化し、「SwitchBot スマートトラッカーカード」の表面のボタンを2回押すと連携しているスマホから音楽がなる仕組み。音楽は結構な音量で鳴るので、余程のことがない限り見つかると思います。

【レビュー】1枚4役のカード型紛失防止タグ「SwitchBot スマートトラッカーカード」

紛失モード

「SwitchBot スマートトラッカーカード」を誤って紛失してしまった場合に有効化すると、カードの位置情報が更新されるとメールやアプリで知らせてくれる機能。

また、拾って貰った人に裏面のQRコードを読み取って連絡して貰う連絡先を登録出来ます。ちなみに、Appleの「探す」アプリの紛失モードも利用可能です。

【レビュー】1枚4役のカード型紛失防止タグ「SwitchBot スマートトラッカーカード」

オートメーション

SwitchBotのハブ製品と連携し、カードを持って家に近づくだけでエアコンや照明などを自動でONにすることが出来るオートメーション操作のトリガーとして利用可能。

スマートトラッカーカードはハブをBluetoothに接続して位置を特定する仕組みで、家に帰った際だけでなく、家から離れた際も設定可能で、照明、エアコン、テレビ、カーテン、屋内・屋外カメラなどを自動でON・OFFさせることが可能。

【レビュー】1枚4役のカード型紛失防止タグ「SwitchBot スマートトラッカーカード」

なお、同機能を利用するにはSwitchBotのハブ製品が必須となっているので注意が必要です。

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「SwitchBot スマートロック」製品のカードキーに

今回は試せなかったですが、NFCを内蔵しており、「SwitchBot スマートロック」製品のカードキーとしても利用可能。

「キーパッド」や「指紋認証パッド」に登録することで利用可能で、後述しますが、万が一、カードの電池が切れてしまった場合でもNFCカードとしては継続利用が可能で、カードキーとしては使い続けることが出来ます。

【レビュー】1枚4役のカード型紛失防止タグ「SwitchBot スマートトラッカーカード」

電池寿命と耐水性能とセキュリティ

電池は内蔵式で交換不可で、電池寿命は3年間となっています。最近はワイヤレス充電出来るカード型紛失防止タグも登場しているので、この点は少し残念ではありますが、これだけの機能を搭載しつつ、薄さを確保するには致し方なかったのかもしれません。

電池残量は「SwitchBot」アプリと「探す」アプリの両方で確認可能で、電池残量が低下した場合はスマホに通知が来る仕組みも搭載されており、いつの間にか電池が切れていたといった事態も避けられます。

なお、電池が切れてしまった場合でも「SwitchBotスマートロック」製品のカードキーとしては引き続き利用可能で、カードキーとして使っていた場合に電池切れで鍵が開けられないといった心配も不要です。

次に、耐水性能はIP67等級となっており、塵埃の侵入がなく、一時的に水中に沈めた場合でも機器が影響を受けないといった仕様なので、雨などに濡れてしまうような物に取り付けても問題なく使用可能です。

最後に、気になるセキュリティ面については、銀行や金融機関で使われるAES-128暗号化でセキュリティ対策も万全となっており、カードを悪用して誰かにGPSとして仕込まれたりしないよう、自分の物ではないカードが紛れ込んだ時はアラームが鳴る仕組みが採用されています。

まとめ

紛失防止タグは基本的には最初に設定してしまえば入れたり、付けたりしておくだけなので、ワイヤレス充電非対応で使い捨てとなってしまう点を除けば不満点は特にない製品。本製品は3年間は何もしなくても利用可能で、ワイヤレス充電対応モデルは3〜6ヶ月ごとに充電しないといけない為、その点を手間と感じるかどうかでしょうか。

他社製品との違いは「SwitchBot」製品との連携が可能なことなので、特に家で「SwitchBot」製品を多数使用しているユーザーにとってはオススメの紛失防止タグとなります。

価格は3,480円(税込)ですが、2024年10月2日までは3,130円(税込)で購入可能な10%オフセールがAmazonで開催中なので、この機会に是非どうぞ。

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