【更新】「Google ドライブ」で過去数ヶ月分のファイルが突然消える問題が多数報告される
The Registerによると、ここ数日でGoogleのクラウドストレージサービス「Google ドライブ」からファイルが消滅したとの事例が多数報告されていることが分かりました。
ここ数日の間に「Google ドライブ」に保存していたファイルが突然消えたと多くのユーザーが報告しており、そのうちの1人である韓国出身のユーザーは、「Google ドライブ」に保存していた2023年5月以降のデータが全て消え、フォルダ構造は5月の状態に戻った状況であることを報告しており、アクティビティも5月のアクティビティしか表示されないようです。
このユーザーは自分のファイルやドライブを誰かと同期したり、共有したことはなく、ドライブはローカルで使用していたそうです。
他のユーザーがGoogleのサポートに問い合わせ、リカバリープログラムを使ってファイルを復活させようとしたものの、失敗しており、同様の状況が他のユーザーからも報告されています。
今のところ、この問題はデスクトップアプリで「Google ドライブ」にアクセスしていたユーザーに限定されており、Web版やモバイルアプリを利用していたユーザーには影響はない模様。
なお、Google側も問題を認識しており、原因の特定や修正に向けて動いてはいるようですが、現時点ではまだ解決には至っておらず、Googleはルート/データフォルダに変更を加えないようアドバイスしており、もし問題に遭遇した場合はファイルやフォルダなどには触らず、様子を見た方が良さそうです。
更新(2023年11月28日8時)
Googleがこの問題を調査していることが明らかになっており、中には数年分のデータが消失したユーザーもいる模様。
また、問題の原因がデスクトップアプリであることも確認されており、最近リリースされたバージョン84.0.0.0~84.0.4.0で発生しているそうです。
Googleとしては、デスクトップアプリからログアウトしないことと、Windowsでは「AppDataLocalGoogleDriveFS」、macOSでは「Library/Application Support/Google/DriveFS」にある「DriveFS」フォルダからデータを削除したり移動したりしないようユーザーに呼びかけており、このフォルダのコピーも推奨されています。
[via Neowin]