TVer、同意していないユーザーのデータを外部企業に提供 ー iOSアプリの不具合が原因
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本日、TVerが、iOSアプリの不具合発生により、一部のユーザーのデータを外部に提供する事象が発生していたことを発表しました。
これは旧プライバシーポリシー下でオプトアウト(提供拒否)されていたデータ管理項目が、最新のプライバシーポリシーへの同意を契機として非オプトアウト状態となるiOSアプリの不具合が原因で、その結果、ユーザー本人の意思に反しデータを外部に提供する事象が発生してしまったそうです。
本事象の対象となるデータには、氏名・メールアドレス等、特定の個人を識別する情報は含まれていないとのことで、本事象の対象となるTVer ID保有ユーザーに対しては個別に案内が行われる予定で、iOSアプリの不具合は既に修正済み。
発生事象の詳細
本年4月3日以降にリリースしたiOSアプリを利用するユーザーが、プライバシーポリシーに再同意※4 ※5すると、それ以前にユーザーがオプトアウトしていたデータ管理項目が、すべて非オプトアウト状態に書き換わってしまう事象が発生しました。オプトアウトの対象となる項目はデータの外部提供に関するものであったため、上記事象により、ユーザーの意図に反してデータを外部提供することとなりました。
外部提供したデータそのものには、氏名や住所、メールアドレス等の特定の個人を識別する情報は含まれていません。もっとも、当社においては、TVer IDに紐づくデータは個人情報として取り扱っているため、提供対象となったデータの一部は個人情報に該当します。
今回外部提供されたデータの項目
- 端末識別子 (単体での個人情報ではない)
- 視聴エピソード識別子
- 視聴時間
- デバイス種別情報 (iOS、Android、FireTV など)
- 撹拌された端末識別子
- 広告視聴時間 (= 本編視聴時間)
- 生年月
- 郵便番号
- 性別
- 興味関心
影響範囲
- データの外部提供の対象となった端末数(iOSアプリの不具合の影響を受けた端末総数)
- 約45万端末
- そのうち、個人情報に該当するものの数(本事象の対象となるTVer IDをご登録いただいたユーザー数)
- 約8.9万件
なお、TVerのニュースリリースには経緯や対応策なども掲載されているので、気になる方は是非ご覧下さい。
・【重要】プライバシーポリシーの更新に伴うアプリの不具合とユーザーデータの不適切な取扱いに関するお知らせとお詫び – TVer