「Surface」の生みの親としても知られ、最高製品責任者のパノス・パネイ氏がMicrosoftを去ることが明らかに
MicrosoftのCPO(最高製品責任者)でSurfaceの生みの親とも言われているパノス・パネイ氏が、同社を去ることが分かりました。
Windows Centralによると、現地時間の今朝に社内メールでパノス・パネイ氏が退社することが発表されたそうで、同氏は20年近く在籍するベテランで、直近ではWindowsクライアントとSurfaceを担当しており、同社の発表イベントなどでもお馴染みの人物でした。同社は現地時間9月21日にSurfaceの発表イベントを開催しますが、パノス・パネイ氏は登壇しません。
同氏は2004年にグループプログラムマネージャとして同社に入社し、Surfaceシリーズやその他の主要製品を統括した後、2018年に最高製品責任者(CPO)に就任し、Windows 11の開発を指揮しました。2021年にはサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)に直接助言を行えるトップ・リーダーシップ・チームの一員としてエグゼクティブ・バイス・プレジデント(EVP)に昇格していました。
また、パノス・パネイ氏の後任としては、デバイス担当バイスプレジデントのユスフ・メフディ氏がWindowsとSurface事業の責任者として就任します。
同氏もXでコメントを発表しており、「Microsoftでの素晴らしい19年間を終え、新たな章をスタートすることにしました。Microsoftでで過ごした時間、そして一緒に製品を作ることができた素晴らしい人たちに一生感謝します。」と述べています。
After 19 incredible years at Microsoft, I've decided to turn the page and write the next chapter. I’m forever grateful for my time at Microsoft and the amazing people I had the honor to make products with.
— Panos Panay (@panos_panay) September 18, 2023
なお、同氏がMicrosoftの次にどのような仕事に就くのかは明らかになっておらず、Linkedinのプロフィール欄もまだMicrosoftのままとなっています。