「iPhone」のポートレス化に向けてAppleが開発中のインターネットリカバリー機能の情報が明らかに

この記事にはアフィリエイト広告および広告が含まれています。

「iPhone」は将来的にポートレス化されると噂されており、早ければ今年発売される「iPhone 13」から導入されるとのもありますが、著名リーカーのMcGuire Wood
氏がAppleosophyにて、Appleが「iPhone」のポートレス化に向けて開発している新しい復元/リカバリー方法に関する情報を公開しています。

「iPhone」のポートレス化に向けてAppleが開発中のインターネットリカバリー機能の情報が明らかに

現在、iOSデバイスを工場出荷時の状態に戻す場合やリカバリモードを使用して復元する必要がある場合は、MacおよびPCに有線で接続する必要がありますが、もし「iPhone」がポートレス化された場合に同様の状態になってしまった場合に有線で接続するためのポートがない為、Appleに預ける必要が出て来てしまうことから、同社はユーザーが自宅でインターネットリカバリーを利用して復元/リカバリーする方法を開発しているようです。

Appleはソフトウェアの開発チームとハードウェアの開発チームの両方に解決策を開発するよう指示しており、現時点で明らかになっている方法が下記の通り。

目次

ソフトウェアチームが開発・検討中の方法

ソフトウェアチームが開発・検討している内容は、現時点で下記の3つの方法が明らかになっています。

1つ目は、ユーザーがデバイスを手動でリカバリーモードにすると、インターネット復元ブロードキャスト機能が起動し、これによりiTuneおよびFinderがアップデートされ、インターネットリカバリー状態のデバイスをスキャン可能になるとのこと。スキャンされたデバイスはiTunes/Finderに追加され、デバイスの復元/アップデートについての説明が表示されるので、その指示に従って行うといった方法。

2つ目は、リカバリーが必要なデバイスが通信圏内に入ると自動的に認識されてインターネットリカバリーモードが開始され、その後は1つ目の方法と同じくブロードキャスト機能が起動してiTunes/Finderで行うといったもの。

3つ目は、2つ目と同じように機能するものの、接続にBluetoothを利用する方法。ただ、Bluetoothは安全ではないことに加え、信頼性が低いことから、エンジニアの間ではあまり好まれておらず、最後の手段として考えられているようです。

Appleはこの3つのうち、1つ目と2つ目の方法を実装する方向で検討を開始したようです。ただ、これらの方法をテストしているエンジニアや開発者によると開発にはまだ時間が掛かる見通し。



ハードウェアチームが開発・検討中の方法

ハードウェアチームでは、「Apple Watch」のバンド装着部分に隠されているコネクタと同じポゴピンコネクタを使用して有線で復元/リカバリーを行う方法が検討されており、現在の案としてはSIMカードスロットの奥に隠しコネクタを設置し、背面にコネクタを搭載した特別なSIMカードトレイ状のケーブルを挿して接続するといったもの。

また他にも、デバイスを開封する必要があるものの、本体内部のロジックボード上にそのようなコネクタを用意するといった方法も検討されているようで、これらハードウェアでの方法はあくまでApple側が点検・修理時に使用するためのものと予想されます。

ただ、これらの情報はあくまで試作機で動作している試作技術の為、最終的にどうなるのかはまだ不明で、ポートレス化が「iPhone 13」で行われるのかもまだ分かりません。

[card2 id=”121661″ target=”_blank”]

googlenewsバナー
記事をシェア!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 隠しコネクタ搭載するならば普通にコネクタ搭載すれば良くないか? EUのLightning規制に反抗するあまりおかしな方向に進んでいる気がする。

  • 楽しみだわ〜
    ついでに脆くて横画面にした時邪魔くさいだけの物理ボタンも廃止してツルツルにしてくれ

目次