先日、AppleはMacのプロセッサをIntelから自社開発のApple Siliconへと移行することを発表すると共に、Apple Silicon搭載MacでIntelベースのアプリをエミュレートする「Rosetta 2」も発表しましたが、その「Rosetta 2」を利用した場合のベンチマークデータが明らかになりました。
ベンチマークは、A12Zチップを搭載した「Developer Transition Kit(Mac mini)」上で「Rosetta 2」を利用してベンチマークアプリ「Geekbench」を動作させて測定したもので、シングルコアの平均スコアは811、マルチコアの平均スコアは2781となっています。
また、「Developer Transition Kit」に搭載されているA12Zチップの動作周波数は2.4GHzとなっており、「iPad Pro」に搭載されている同チップは2.5GHzの為、動作周波数が少し抑えられていることが分かった他、「Rosetta 2」ではA12Zチップの4つのパフォーマンスコアのみが利用され、残り4つの効率コアは使用されていないことも分かっています。
さらに、「iPad Pro」で測定された同チップの平均スコアは、シングルコアが1118、マルチコアが4625となっていることから、「Rosetta 2」を利用した場合はパフォーマンスにある程度の影響が出ることが予想できます。
参考までに「MacBook Air (2020)」のCore i5搭載モデル(4コア)のベンチマークスコアは、シングルコアが1070、マルチコアが2766となっています。
[via MacRumors]