「Mac mini (Late 2014)」のCPUのマルチコア性能は旧モデルに比べ70~80%低下か
先日発表された「Mac mini (Late 2014)」のCPUのパフォーマンスは、シングルコアの性能は向上しているものの、マルチコアの性能は旧モデルに比べ70〜80%低下している可能性がある事が分かりました。
これはベンチマークアプリ「GeekBench」のPrimate Labsが公開したベンチマーク結果から明らかになったもので、旧モデルである「Late 2012」モデルはクアッドコアモデルがあったものの、「Late 2014」モデルはデュアルコアモデルしか用意されていない事が要因の模様。
シングルコア
マルチコア
今回公開された「Late 2014」モデルのベンチマーク結果はあくまで搭載CPUのスコアをもとに作成された推定であり、正確なスコアではないものの、「GeekBench」は主にCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークの為、CPUが同じであればほぼ同じ結果になるものと思われます。
【Mac mini (Late 2014)搭載CPUの詳細】
・ローエンド:Core i5-4260U(デュアルコア)
・ミドルエンド:Core i5-4278U(デュアルコア)
・ハイエンド:Core i5-4308U(デュアルコア)
・CTO:Core i7-4578U(デュアルコア)
なお、Appleがなぜ「Late 2014」モデルでクアッドコアを搭載しなかったかについては、搭載されている第4世代Coreプロセッサ(Haswell)ではデュアルコアとクアッドコアでCPUソケットの形状が違う事から、もしデュアルコアとクアッドコアの両方のモデルを用意するとなると、ロジックボードも2種類用意しなければならず、コスト面などを考慮してデュアルコアのみの採用になったものとみられています。
(訂正)
当初、20〜30%の性能低下と記載しておりましたが、70〜80%の誤りであった為訂正し、お詫び申し上げます。
[via MacRumors]