Apple Insiderによると、ChipworksとiFixitが協力し、「iPhone 5」に搭載されているA6チップの分解レポートが公開されたそうです。


まず、A6チップにはエルピーダメモリ製の1GBのLP DDR2 SDRAMが搭載されており、A6チップ自体はSamsungが32nmプロセスを使用して製造したものである事が分かったそうです。
A6チップのダイサイズは9.70×9.97㎜で、製造元はSamsungであるものの初めてAppleが設計したARMv7sベースのカスタムチップであり、デュアルARMコアと3コアのPowerVRグラフィックスチップが搭載されているとのことで、A6チップに関するこれまでの情報をまとめると下記の通り。
【A6チップ】
・設計:Apple
・製造:Samsung(32nmプロセス)
・CPU:ARMv7sベースのデュアルコアプロセッサ
・GPU:3コアのPowerVR SGX 543MP3
・RAM:1GB(エルピーダ製)
最後に、「iPhone 5」のフロントカメラ(FaceTimeカメラ)はOmnivision製である事も分かったそうです。
(ちなみにリアカメラはSony製)
【関連エントリ】
・「iPhone 5」に搭載されているA6チップのCPUは状況により動作周波数が800MHz〜1.2GHzで変動する事が判明
・A6チップはGPUに3コアの「PowerVR SGX 543MP3」を搭載
・「iPhone 5」は1GBのメモリ(RAM)を搭載
・「iPhone 5」のA6チップは「ARM Cortex A15」ベースではなくApple初の独自設計のSoCか?!