新ファイルシステム「APFS」を採用した「iOS 10.3 beta 1」、端末の起動時間が「iOS 10.2.1」に比べ18〜25%高速化

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Appleは先日にリリースした「iOS 10.3 beta」で新しいファイルシステム「Apple File System(APFS)」を採用しましたが、APFSを採用した「iOS 10.3 beta 1」を搭載した端末では「iOS 10.2.1」を搭載した端末に比べ起動時間が速くなっている事が分かりました。

新ファイルシステム「APFS」を採用した「iOS 10.3 beta 1」、端末の起動時間が「iOS 10.2.1」に比べ18〜25%高速化

下記動画はiAppleBytesが「iOS 10.12.1」と「iOS 10.3 beta 1」をインストールした「iPhone 5/5s/6/6s」の起動時間を比較したテスト映像で、「iOS 10.3 beta 1」を搭載している方が総じて起動時間が速くなっており、約18〜25%高速化されています。

  iOS 10.2.1 iOS 10.3 beta 1
iPhone 5 48.06秒 40.49秒
iPhone 5s 35.80秒 29.92秒
iPhone 6 29.08秒 23.08秒
iPhone 6s 18.15秒 15.15秒

私自身がファイルシステムに詳しくない為、これが「APFS」によるものなのかは正確には分からないのですが、「APFS」はフロッピーディスクやハードディスクが主流の時代に開発された「HFS」や「HFS+」を置き換えるために作り出されたファイルシステムで、フラッシュ/SSDストレージに最適化されており、よりサイズの大きなファイルを大量に取り扱えるようにすることを目標にして設計されています。

なお、iAppleBytesでは起動時間以外にも様々なアプリの起動速度などを比較した映像も公開していますが、起動時間以外では特に大きな差はないように見え、起動時やゲームなどの大容量アプリの起動時の方が「APFS」採用による効果があるのかもしれません。

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コメント

コメント一覧 (13件)

  • 起動時間も早くなってますが
    その他いろいろな動作が総じてサクサク動くようになってますね
    結構体感できるレベルで高速化されている気がします

  • 確かにiPhone 6sの起動速度が劇的によくなった気がする…
    こないだ機種変した、iPhone 7より早いかも(それはないか)

  • SSD最適化ねぇ

    効率よく書き込むんだから、寿命もその分短くなるんだろうな
    モバイルデバイスだから5年持てばいいって考えか

    • まだSSDの寿命を気にしてるやつがいたのか。
      写真に写ると魂抜かれるとか言ってた時代の奴と同じとは言わんが
      どうせ気にするならバッテリーの扱いを日頃から気にしてほしいわ。
      あと、APFSはむしろ無駄な書き込みを無くすものな。

  • めったにすることがない電源OFF状態からの起動時間
    それが18秒で起動するものが15秒になるってことは
    1秒で起動するアプリは0.8秒なので体感できるレベルではないな

  • iOS 10.2になってからと思うんだけど、AirDropで、iOS 7の端末に送ると送信完了したタイミングで再起動する
    これも何か関係しているのだろうか

  • iPhone7の32GBモデルは元々が書き込み遅いストレージだから、小手先の改良加えても上の容量のモデルにはパフォーマンスは及ばない。

    そんなことより安定してアップデートできる事が先。
    すぐに分かる致命的なバグなんて基本中の基本だし。

  • 早く見えるようにすることはFakeClockupの理屈で出来るんだよねぇ、起動時間を早くするのはその理屈じゃ出来ないけどw
    それよりバッテリーが突然落ちるバグ修正してくれよ、Apple

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